相続土地国庫帰属制度 相続したけど、いらない土地を国に帰属する制度です。令和５年４月２７日から制度が開始されました。但し引き取ってもらえない土地があります。①建物がある②担保や使用収益が設定されている③他人が利用している④土地が汚染されている⑤境界が明らかでない・・・山林等⑥一定の勾配・高さがあって管理するに費用が掛かる⑦地下に井戸や、廃棄物、がれきが埋まっている⑧所有権や境界の紛争がある⑨管理・処分に当たって過分な費用が発生する・・・土地改良賦課金がある農地①～⑨以外の土地は、静岡市の法務局本局へ事前相談して、承認申請が出来ます。承認が許可された場合は、隣地所有者へ申請があったことの通知がされます。その後法務局の担当官が現地調査を行い、問題がなければ法務大臣の承認となります。承認通知が交付されたら、負担金２０万円(都市計画法内の宅地・農地や山林は、面積に応じて負担金額が違います)を３０日以内に納付します。納付が無いと承認が失効されますので、必要であれば再度申請になります。負担金が納付されると所有権は、国に移転され管理されます。
